母がきた。
引越しの書類、私はまだ学生だから親に記入してもらわなくてはいけない部分があって。

「ほんとあなたがうらやましいわ。」
「なんで?」
「私があなたの年だった頃は主婦やりながらあなたのこと育てて、しかもおなかにもうひとりいたのよ。」
「何、はやくケッコンしたこと後悔してんの?」
「当たり前じゃない。早くケッコンしてもいいことないわよ。すきなことを納得いくまでやってからケッコンしなさいよ。」
「そんなこと言ってたら、ケッコンしたいなぁって思ったときには、誰にも相手にされなくなってるよ(笑)。」
「だから前の彼氏と別れなきゃよかったのに。もういないわよ、あんないい男。」
「…ですよねー。」
「あなたはなんだかんだ言って、どうしようもない男とケッコンするような気がするわ。あはは。」
「…。」

母は、21歳でケッコンして、すぐ私を産んだ。
21歳って。ありえない。

確かに逃がした魚は大きいですよ。
有名企業のサラリーマン。
仕事ができて、年収もトップクラス。
いろんなこと知ってて、一緒にいて楽しかった。
あのたるんだおなかも、おっさんくさいセンスも、今までないタイプのひとで、その違いがおもしろくて。
ほんとにあのひと以上のおとこはそうそういないと思う。
なんで、私とつきあってたのか不思議なくらい。
世の中もの好きなひとがいるもんだと感心してた。

ま、いまさら昔をふりかえっても仕方ないしね。
きっとそのうちもっといいおとこがあらわれるさ♪

けどさぁ、それでも親か!!
子供の幸せ願うのが親じゃないの!?
なにさ、どうしようもない男って。

ふん、覚えてろ。
そんなこと言う母には、いつまでもケッコンしないで、精神的ストレスを与えてあげよう。心配かけさせてやる。あはは。

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