前フリしといたSさんの移住は、昨日一応の決着がつきました。
引越しやさんが来て、荷物を積んで。ふたりでトラックを見送って。
そのあと、前のバイト仲間(Sさんと私は同じバイトで知り合った)が車出してくれて、大量に出た引越しゴミを捨てに行って、そのあとみんなでごはんを食べて。
私は原付をおきっぱなしだったから、SさんとふたりでSさんちで車を降りて。

片付いた部屋にはいったら、なんだかさみしくなってきてしまった。
昼間はあーだこーだ文句いいながら必死に作業してて、感傷的になるヒマなんかなかったし、感傷的になるつもりもなかった。だって私は彼女でもなんでもないんだから。

いらなくなった照明とかトマト缶とかいろいろはいった袋を持って、タバコを買いに行くSさんと一緒に坂を下った。ふたりともずーっと無言で坂を下った。
大きな通りに出た。私は原付に乗って家に帰って、Sさんはコンビニに行くんだけど、どうしても次の行動にうつせなくて。ふたりで見つめあっては笑って、っていうのを何度繰り返したか。

「オレら、ふたりとも卑怯だ」ってSさんが言った。

Sさんはどうだったか知らないけど、私はたくさん言いたいことがあった。けど、言ったところでお互いつらくなるだけだし、どうしてもマイナスにしか作用しないと思って。のどまで出かかってるのをずっと飲みこんでた。

けど、結局がまんできなくて泣いたイキオイでぽろぽろといろんなことをこぼしてしまった。それに対してSさんは困惑してた。発言がおかしくなってた。私は素直にうれしかったけど、混乱させてるんだって、申し訳ない気持ちにもなった。
なんだかんだ言って、私はSさんのことがすごく大事なんだと思う。すきなのかもしれない。

Sさんはアパートを引き払ったけど、あともうちょっと仙台にいる。短期のバイトがあって、その間に住むとこはその事務所らしい。
結局、もう1回会うことになった。泊まりにいけたらいくって言ってくれた。それが決まったから、昨日はお互いすっきり別れることができた。いろんなプレッシャーから逃れられたから。

別に何がどうなるわけじゃないんだけど。離ればなれになってしまうのはもう決定してるんだし。

どちらがずっと卑怯を貫き通せるか。私にその自信はない。

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